☆ マグネット方式(誘導式)で行動を教えよう/食べ物を使って、愛犬に行動を教えてみましょう!
☆ 「イエス」の言葉を使いましょう!

用紙するもの:ドライフード・1口サイズに細かく切ったおやつ・あなたと愛犬のやる気!


「マグネット方式」とは?
食べ物と食べ物を持っている手をマグネットにして、犬を自由に動かし、様々な行動を教えるやり方です。

「イエス」の言葉とは?
 こちらが指示した通り、犬が行動をとった瞬間に言う言葉です。
 「そうよそれでいいのよ」に代わる言葉ですので、「そう」でも「はい」でも構いません。
 例えば、「オスワリ」と指示し、犬がオスワリの体制を取った瞬間に「イエス(そう)」と言います。
 誉め言葉はその後につなげて言ってください。誉め言葉は何でも構いません。
 (注)解放の言葉(ヨシ、OKなど)とは違う意味のものですから、それとは違う言葉を使ってください。

1. 食べ物を持った手に、鼻先をつけることを教える/手をマグネットにする練習
@ 1口の食べ物を犬の鼻先に持って行き、手を左右に動かし、犬が「いいえ」と首を振っているような状況にする。
1回「いいえ」と首を振らせるごとに、手に持っている食べ物を与えます。
    →これを数回繰り返す

A 首を左右に振らせることが出来てきたら、左右に首を振るごとに「イエス(そう)!」と言って、
持っている食べ物を与えます。
    →これを数回繰り返す

  B 今度は犬から少し離れて、食べ物を持っている手を出してみます。
犬がかけよって鼻先をその手につけたら、「イエス(そう)!」と言って手に持っている食べ物を与えます。
    →これを数回繰り返す

2. マグネット方式を使って、行動を教える
★ 『オスワリ編』
@ 食べ物を持った手を犬の鼻先につけます。
  鼻先についている手を、犬の頭の上へとすこしづつあげていきます。
  鼻先が上を向き、頭が後ろへ下がったら、お尻が床につくはずです。
    お尻が床についてオスワリの体制がとれたら、「イエス(そう)!」と言って手に持っている食べ
物を与えます。
    →これを数回繰り返す

A @の練習で、オスワリの体制がとれるようになったら、「オスワリ」という言葉をかけます。
   「オスワリ」と言葉をかけてから、すばやく鼻先に食べ物をつけて、オスワリの体制をとらせ
ます。
     「オスワリ」の言葉をかけるのは、体制をとっている最中でも体制をとり終えた後でもありません。 
  必ず、体制をとる前に言ってください。
    オスワリの体制がとれたら、「イエス(そう)!」と言って手に持っている食べ物を与えます。
    →これを数回繰り返す

B Aが出来たら、マグネット方式(誘導式)を使わないで、「オスワリ」と言葉だけをかけてみます。
  オスワリの体制がとれたら、「イエス(そう)!」と言って、1口の食べ物を与えます。 
    「オスワリ」と言って、8割〜9割くらいの確率でオスワリの体制がとれるようになってきたら、食べ物はランダに与えてください。
  ただ、オスワリの体制をとった瞬間に「イエス(そう)!」の言葉を必ずかけてください。


★ 『フセ編』
@ 食べ物を持った手を犬の鼻先につけます。
     鼻先についている手を、床へ垂直に降ろします。
   お腹が床について、フセの体制がとれたら、「イエス(そう)!」と言って、手に持っている1口の食べ物を与えます。
     →これを数回繰り返す

Q.@のやり方でフセの体制がとれなかったら?
A.自分の足の下(しゃがんで足を前にのばして出す)をくぐらせる、イスの下をくぐらせる等して、低い姿勢をとらせフセの体制にもっていきます。

A @の練習で、フセの体制がとれるようになったら、「フセ」という言葉をかけます。
   「フセ」と言葉をかけてから、すばやく鼻先に食べ物をつけて、フセの体制をとらせます。
   「フセ」の言葉をかけるのは、体制をとっている最中でも体制をとり終えた後でもありません。 
   必ず、体制をとる前に言ってください。
     フセの体制がとれたら、「イエス(そう)!」と言って手に持っている食べ物を与えます。
     →これを数回繰り返す
  
B Aが出来たら、マグネット方式(誘導式)を使わないで、「フセ」と言葉だけをかけてみます。
   フセの体制がとれたら、「イエス(そう)!」と言って、1口の食べ物を与えます。 
     「フセ」と言って、8割〜9割くらいの確率でフセの体制がとれるようになってきたら、食べ物はランダムに与えてください。
      ただ、フセの体制をとった瞬間に「イエス(そう)!」の言葉を必ずかけてください。  


 

  Q.「オスワリ」「フセ」の言葉で上手に出来ていたのに、突然しなくなってしまった。
    どうすればいいですか?
  A.ワンちゃんが混乱しているのかも知れません。
    もう一度最初に戻ってマグネット方式から、優しく教えてあげてください。
    
  Q.「オスワリ」と何度も言わないとオスワリが出来ません。
  A.「オスワリ」の言葉とその体制をとるということが、まだ結びついていないのかも知れません。
    マグネット方式の「オスワリ編」を使って、第1段階から練習してみてください。
    成功の秘訣は、急ぎすぎないことです。ゆっくり確実に教えてあげてください。


  Q.「フセ」という言葉だけではしませんが、手を下におろすしぐさを一緒にするとフセが出来ます。
    これでもいいのでしょうか?
  A.あなたの、手を下におろすしぐさは「ハンドシグナル」と呼ばれるものです。
    ハンドシグナルも立派な合図の一つですので、どうぞどんどん使ってください。
    例えば、荷物を両手に持っている時にワンちゃんにフセをさせたければ、言葉のみの「フセ」が役立ちます。
    騒がしい場所でフセをさせたければ、ハンドシグナルが役立つでしょう。
    ですから、どちらも別々に使えるように練習しておくのがベストだと思います。


  Q.食べ物はいつまで与えればいいのですか?
  A. 基本的には、教えた行動が定着するまでです。
    例えば、フセという行動を教える場合、1回の「フセ」の合図でフセの体制がとれるまでは1口の食べ物を与えます。
    だいたい「フセ」の合図で出来るようになってきたら、食べ物はランダムにしていきます。
    フセの体制がとれても、食べ物をあげるときとあげない時を作っていくのです。
    ただ、誉めることは必ずしてあげてください。
    ワンちゃんは誉められるのが、大好きなのですから。 


2004/07/09
 Writer=momo.mama/監修=momo.mama+AHC