2007年01月22日(月)
accept [つれづれ]
今朝、マンションを降りたら近くで働いている友人に会った。
「おはよう、久しぶり」
「ほんまやね、元気にしてる?」
他愛のない挨拶も早々に立ち去ろうとすると・・・
「あっ、そうそう、そういえばNちゃん結婚するんやって」
今日という一日はここから始まる。
かれこれ1年と少し前、
生まれて初めて自分から「別れてくれ」と話を切り出したあの日の夜。
理由は様々、今から思うと自分の弱さと辛さから逃げ出しただけ、いつだってそうなんだけど・・・
別れた瞬間に”スッ”と楽になった事を良く覚えている、涙は一滴も出なかった。
感情をストレートに表現する僕と
感情を表現することが苦手な彼女
正反対の二人がくっつけば、どうなるかは想像するに容易い。
少なくとも良いことばかりではなかった、
求めてばかりで癇癪起こして何度も何度も衝突した。
でも悪いことばかりでもなかった。
二人で作りだした小さな幸せもたくさん味わった。
「披露宴は3月、Nちゃん今とても幸せそうだよ」
友人は彼女と僕が昔も今も”ただの”同級生だと思っている。
あらゆる感情で胸が締め付けられる。
ずっと後悔していたんだ。
それを認める程の苦さを思い知って、
あらためて間違いだったと実感する。
やはり僕は成熟なんてしていない。
好きだった人の幸せすら願えないほど浅ましいから・・・
嫉妬だの欲望だの後悔だの最低の要素で僕は構成されていて、
知らない間に誰かを傷つけているのだろう。
自分が選んだ決断に自分で責任が取れないこの自己矛盾を
もう笑ってなんていられない。
こんな成長のない自分に自嘲する以外にない。
本当はあの時、流すべきであった涙を
今夜きっと流す。
そんな僕の涙が浄化するものなど何一つないけれど、
願わくば流した涙の量だけリアルを受け入れたい。
そして今夜、全てを受け入れられたら、
明日からは遠くから彼女の幸せを願おう。
Posted by せくしぃ at 19時45分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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