2005年07月21日(木)
短編集 [読みもの]
龍さん曰く、「最高の短編集」らしい。
正直、龍さんの本はあんまり好きではない。(さほど読んだこともないが)
が、、、なかなかどうしておもしろかった。
意味がありそうで意味がない、意味がなさそうで意味がある。
この短編集はこのようなところが憎い。
以前に呼んだ吉田修一氏のパークライフなんて全く意味が理解出来ずに困ったものだがこちらはかろうじで汲み取ることが出来た。
もしこの短編を映画化するとワンシーンで主人公と周りの会話と回想を含めても10分程度で終了してしまうのではないか?
そんな気にさえさせられた。。。
だがしかしその短さがいいのだ。
なんともないどこにでもありそうなワンシーンで描く人間。
龍さんにしてはなかなか珍しいタイプの本だなと思った。
Posted by せくしぃ at 10時13分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
浦沢マジック [読みもの]
1巻を読めばもうそれだけで虜になること必死。
漫画王国日本が誇る無敵の漫画家、浦沢直樹。
すごすぎる、、、
鉄腕アトムをこんな風に描くなんて・・・
ウランちゃん可愛すぎ・・・
21世紀少年と同時並行のこの凄さ。
さぁ今すぐに漫画喫茶に行って読め!
Posted by せくしぃ at 10時07分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2005年06月15日(水)
恋愛小説 [読みもの]
久しぶりにこの類の本を読んだ。
ずばり短編恋愛集。
普通なら敬遠してしまうのだが石田衣良なら読まないわけにはいかないだろう。
著者のハードカバー「1ポンドの悲しみ」と比較するとこちらは20代の恋愛がテーマになっているようだが、私にはとても遠い大人の世界に感じた。
1つ1つの物語が程良い長さなのでテンポ良くポンポンポンと読めるところがこの本の良いところである。
良くも悪くも似たり寄ったりのお話なのだが、大抵がどんよりさを感じさせないし最終話のスローグッドバイの終わり方はベタではあるが、嫌いではない。むしろ好きな終わり方である。
決して暗くせつなくない、爽快な部類だと思う。
Posted by せくしぃ at 17時47分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2005年06月03日(金)
七色 [読みもの]
どこの書店からも姿を消していたのだが、
ようやく発見したこの一冊。
木村伊兵衛賞を受賞した「ピンク・ローズ・スウィート」よりも僕はこっちのがはるかに好きだ。とにかく構図が良いのだ。
カノジョの凄いところはポジではなくネガで撮っているところ、アグファのウルトラ100とか使っているらしい。
当然いじってあるのだがそれにしてもこの色はカノジョにしか出せないなぁ、北野ブルーじゃないけれど、蜷川カラーと読んでもいいと僕は思う。
ロンドンで個展をやるようだ、、、是非見たい。。。
Posted by せくしぃ at 17時08分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
えっしゃー [読みもの]
君はエッシャーという人の絵を知っているか?
階段を昇っているつもりが実は降りている、表も裏も即ちそれ真なり、見たいなもんだ。騙し絵というのだろう。。。
伊坂の伊坂らしさがふんだんにでている一冊。
読め!
安いから、読んでみろ!
このあとは「重力ピエロ」そして「アヒルと鴨のコインロッカー」に行くのが王道だろう。。。
Posted by せくしぃ at 17時01分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
あべくん [読みもの]
読了。
たんたんと進み、たんたんと終わる。
しかし、そこには”おっ”という捻りがあって、”おぉ”って思わず唸ってしまう。
なんつうか、伊達に渋谷系文体とは呼ばれていない(ほんまに呼ばれているのか?って気もするが。。。)
装丁の写真は常磐響だ。
それだけで買う価値あり!
シンセミアとかグランドフィナーレとか是非読まなくてはいけない。
もうすでに読んでいる御苗字裏山字
Posted by せくしぃ at 16時55分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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