Focal Shape65 を入手して、同時期に注文したスピーカースタンドがまだ来てないのでデスク直置きとはいえ、その明瞭かつふくよかな音色にうっとりする日々。
、、は幸せなのだが、、
突然音が切れる。無音になる。
しかも左右別々のタイミングで。
そこそこのボリュームで鳴らしているにも関わらずだ。もうちょっとだけボリューム上げれば切れることはないのだが夜間はどうしてもボリューム小さめにしたいものだ。
元通り音を出したい場合ある程度ボリュームを上げて、、、数秒経たないと音が出ない。そのある程度上げたボリュームで(笑)
深夜にこれはツラい💧
音が切れる原因はスタンバイモード(スリープモード)の発動
多くの舶来アクティブスピーカーには省エネのため一定時間音が出ていないと自動的に待機モード(スタンバイモード、スリープモード)になる機能が備わっていて、どうやらEUではこの機能が必須らしい。それはそれで便利な機能なのだがこのFocal SHAPEシリーズは困ったことに以下の問題がある。
問題1 一定の音量以下が一定時間続くとスタンバイモードになる。その一定の音量というのがまあまあな音量。住宅事情等考慮が必要な我がニッポンではなかなか苦しい。
問題2 他の殆どのアクティブスピーカーは背面にオンオフのスイッチが有るものだが当該SHAPEシリーズはそのスイッチが本体内部の基板上にある。というか基板上にあることすら普通は誰も知らない。
という訳でググってみると方法が分かったのでスタンバイモードを無効にした。
買って3日目にしてやった。どうだざまあみろ(笑)
スタンバイモードを無効にする手順
- 本体背面のネジを外しパネルを開く
- 本体内部の基盤にあるディップスイッチをOFFにする
- パネルを戻しネジを付ける
これだけ。
必要な道具
- プラスドライバー
- マイナスドライバー(ディップスイッチを切り替えるのに役立つ)
施術
本体背面のネジを外し、パネルを開く
合計14個の木ネジを全て外す。
木ネジなので外したり付けたりして緩んだら嫌だな〜などと外すのに躊躇するかもしれないが、ストラトキャスターなんかトレモロアームの土台(ブリッジ)の取り付けが木ネジだったりしかもその木ネジの閉まり具合で微妙な調整したりして、他にもアクティブピックアップのギターで電池のフタが木ネジで止まってたりするという事は、木ネジは相当耐久性があるということなのかも。
背面パネルを慎重に外す。ここが一番緊張する、かも。
イコライザのツマミをどれでも少し引っ張ると、わりかし簡単に「ゴトッ」と外れた。ちなみに「ゴトッ」という音は外れる音ではなく、金属のパネルが外れてデスクの上に落ちた音(笑)
本体内部の基盤にあるディップスイッチをOFFにする
パネルの右側をほんのちょっと多めに開くと、もう当該ディップスイッチが見えてくる。
老眼の人には小さくて見えにくいので虫メガネ推奨(笑)
ディップスイッチの位置関係が分かりやすいようにここからは背面側まっすぐではなく、横位置から撮影していく。
黒い突起物が右側に寄っているのがお分かりいただけるだろうか。
つまりスタンバイモードは右(背面パネル側)がON、左(フロント面側)がOFFというワケだ。
ディップスイッチを左(前面側)に切り替える。写真では精密ドライバのマイナスでスイッチを動かしている。
ディップスイッチが左側(スピーカーユニットが付いてる側)へ移動した。
パネルを戻しネジを付ける
あとは背面パネルをそっと元の位置に戻し、14個の木ネジをあらためて締め直す。
上記工程をもう一つのスピーカーにも施す。。。
2つやるのが面倒くさい事この上ない。
参照したサイト等
手順は簡単だが意外にネット上には情報がほとんどなかった。唯一発見できたのはこちらのツイート。
この方は背面パネルではなく横のパッシブラジエーターを外してディップスイッチにアクセスなさっている。理由は背面パネルが簡単には外れなかったという事らしい。所持されてるのがSHAPE50とのことで、SHAPE65は簡単に外れるが、ひょっとしたらSHAPE50やSHAPE40のように躯体が小さめの機種は基盤や配線がキチキチで外れにくいのかもしれない。
さらにこのスレッドの途中に、死ぬほど貴重な情報が掲載されてる掲示板のURLを載せてくれている。これだ。
この小さな記事がどれだけ役に立った事か!
写真付きである上に情報源がFocalのテックサポートとある。これは信憑性が高い。
これら情報を提供してくれた西森夢理氏とtubular氏には感謝しかない。
本当にありがとうございます!
以上